福島にはいい所も、美味しいものもたくさんあります。

 でも、福島県人はアピールが苦手。どんなにいいものがあっても、その情報をきちんと発信することが苦手なのです。

 そこで福の鳥プロジェクトは、自分たちの“価値”を見つけ、何を伝えたいかを知ることから始めました。同じ思いを持ったメンバーが集まり、学び、知恵を出し合い、価値の創造をめざした福島の地域興しに取り組んでいます。

 現在、個性あふれる福島のやきとりじいさん達は、そのお店でしか味わえない新メニューを開発したり、福島で生まれた「やきとりじいさん」の歌や体操に合わせて「焼き鳥都市・福島」を広げています。

 また、異なる文化を生かして、新しいものも生まれました。その一つが「牛乳味噌」。農耕文化の伝統的な発酵食品--味噌と、遊牧文化の主要食品--牛乳が出会い、思いがけない美味しさが誕生。研究会に参加した人たちの知恵と努力から、さまざまなレシピも発表されています。これこそ、福の鳥が目指す「価値の創造」なのです。

 これからも「福島といったら牛乳味噌!」を全国に発信していきます。

 3.11の震災で福島のイメージが一変しました。福の鳥プロジェクトは、福島の“地域興し”から“復興”へと目的を変え、一貫して「子どもたちに笑顔を」をテーマとして活動してきました。これからは福島の正しい情報をどう発信していくかを考え、安心で安全な福島のイメージづくりに力を結集してまいります。

 福島のこれからを、見ててくなんしょっ!!乞うご期待!!