レポート 「がんばってっつぉい福島!いちば」のご報告
レポート 「がんばってっつぉい福島!いちば」のご報告
4月8日~10日、仙台で行われた風評被害対策イベントとして、
「がんばってっつぉい、福島!いちば」を仙台の家具の街・本町で行ってきました。 参加者は福の鳥のメンバー有志。 |
このイベント、言いだしっぺはいか人参の佐久商店さんから、 「仙台でこんなイベントを行うんだけど、一緒にやってみない?」 ということでした。 もともと花見山物産ひろばで、協力して一緒に何かできないだろうかと話を進めていた我ら“福の鳥”の面々。 それが、3.11の大震災により、中止になってしまったこともあり、是非!と手を挙げた企業が集まり、今回の「いちば」につながりました。 キュウリ、イチゴ、ニラなどの野菜、福島銘菓、お味噌や醤油、缶詰、雑貨まですべて安心・安全な“福島のいいものづくし”を持っていきました。 特に新鮮かつ一級品の野菜類は、飛ぶように売れていきました! |
お客さん第一号!&佐久のユウ子姉さん |
実際に仙台に行ってみてわかったことは、今さらですが仙台は広いということ。 津波のイメージが強いので心配でしたが、中心部は電気や水道、物流などに支障はありますが、そんな中でも仙台の人たちは皆さん元気でした。 実際、「『福島』の文字が見えたので来ました。」、「地元が福島なんです。」「お世話になった上司が福島の人なんです。」など、福島を心配してくれて 立ち寄ってくださった方もたくさんいました。 また、東京から出張できていた団体さんは、「なにやってんの?」 「福島?!今大変でしょ?」「これ、何?!」「イカニンジンって何?」「(試食して)うまいじゃん!!」などワイワイ言いながら家族へのお土産を選び、「福島、頑張って!」と応援のことば。 |
そんなお客さんたちとのやりとりをしていると、「あれ?風評被害なんて本当にあったの?」と思うくらい皆さん特にこだわる様子もなく、私たちを受け入れてくださいました。 ニュースなどでは、風評被害で苦しむ様子ばかり取り上げられることが多く、」福島の中にいる私たちでさえも、前途多難な気持ちばかり大きくなりがちです。しかし、今回実際に体験してみると、私たちが自ら発信すれば、誤解などからくる風評被害を一つ一つ潰していくことができる!!と、確信しました。 それには多くの人の協力が必要です。 今回はそれを仙台の皆さんが受けてくださいました。 まず、この機会を与えてくださったイベント企画の合同会社Y.M.Oさん。 地元である宮城のために復興イベントを行っている中、「隣の福島も風評被害に困ってる!何かしなくては!」と思い立ってくれました。 |
Daimaruの大村さん 私たちのイベントをブログで紹介してくれました。 |
そして、店頭を貸してくださった家具のDaimaruさんと渡辺家具店さん。 Daimaruのオーナーである大村さんは「本物」にこだわる熱い人でもあります。 お客さんに「本物」を「本物」としてきちんとした形で伝える仕事に誇りをもっています。 今回も私たちの「福島の本物を売る」という福の鳥の心意気に共感していただき、今回、場所を提供してくださいました。渡辺家具店さんも同じです。渡辺家具店の奥さんは、毎日店頭に来てくれて、たくさん商品を購入してくださいました。 |
また、私たちのお隣で展示即売会を開催していた
家具デザイナーK designの工藤さんや、shikata styleの関口さん。 ご自分の展示の合間に、私たちの物産まで手伝ってくれました。 家具の街・本町は、こだわりの家具の美しさに作り手の思いが伝わる、温かい家具ばかりでした。 人と人、心と心で生まれる信頼感は、すべてのものに共通しているんだなぁと改めて感じました。 |
K designの工藤さん 木を素材にした空間創作をテーマに家具づくりをしています |
今回は、仙台の方々に本当にお世話になりっぱなしの3日間でした。 一社では難しいことも、多くの企業がそれぞれ得意なことを出し合って、大きな力にしようというのが福の鳥のコンセプト。福島だけではなく、同じように震災による被害を受けてしまった宮城や岩手を取り合えば、絶対に乗り越えられるはず。 仙台の皆さん、本当にありがとうございました。今度は私たち福島がお返しをする番です。 東北一丸となって、共に歩んでいきましょう! がんばっぺ!東北。負けるな東日本!! |