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信夫の里っていいべした

信夫の里泉写真館



福の鳥プロジェクトのメンバーである第一印刷では、福島の桃源郷「花見山」の美しさを多くの人に知ってもらい、福島の観光PRに貢献するため、毎年「花見山フォトコンテスト」を開催してきました。
毎年、「花見山」を中心に、福島県内各地の風景や四季折々の自然の美しさを捉えた作品がたくさん寄せられてきました。
大震災があった今年、いったんは開催を自粛しようか検討されましたが、
「今だからこそ、福島の良さを表現する場、多くの人に福島の魅力を伝える場として開催しよう」と第6回花見山フォトコンテストが開催を決定しました。

もしかしたら応募も少ないのではないかとの不安もありましたが
6月の審査会には福島県内を始め、全国各地から318点もの応募作品が集まりました。
そして、集まった作品には、それぞれの「福島への思い」が込められていました。
花見山フォトコンテストの様子はこちらから>>

今回の写真館は、このコンテストに寄せられた作品から「信夫の里」を捉えた写真を撮影された方にどんな思いでこの一枚を応募してくれたのかを聞きました。

花見山フォトコンテスト ふるさと部門 入選
「しのぶの里の夜明け」


中心にぽっかりと浮かぶのが信夫山。朝もやの中から幻想的に浮かび上がる福島市を捉えた作品
信夫山を取り囲むように福島の街が広がっている。


藤田 健三さん(福島県福島市)
「信夫山を中心としたしのぶの里(福島市)の夜明けの風景を一望出来る場所を探し、自分としてもはじめての福島市の夜明けを見て全国に紹介してみようと思ったんです。
私はもともと会津若松の出身ですが、福島市と言えば信夫山というイメージが強かった。信夫山は信仰の対象でもあり、お祭りでもなんでも信夫山でしょ?福島市は信夫の里とも呼ばれますし、  
福島市に信夫山は欠かせない存在だと思うんです。  
街の中心に山が浮かぶという様子も全国的にも珍しい光景だと思います。  
福島にはいいところ、美しい場所がたくさんあります。それを一人でも多くの人に知ってほしい。  
私は写真を撮ることで、それを伝えていきたいと思っています。」(藤田さん)  

まるで信夫山を取り囲むように街が広がる「しのぶの里」が朝もやの中から浮かび上がる。  
この写真のように、様々な問題から夜明けの時を迎えたいと思わずにはいられません。



花見山フォトコンテスト ふるさと部門 ふるさと賞(最優秀賞)
「大わらじを担ぐ」


福島の伝統まつり「信夫三山暁参り」の様子を捉えた一枚。
みんなで大わらじを担ぐ様子が勢いよく写されている。

渡邉 源一さん(福島県二本松市)
「信夫三山暁詣りの大わらじを担ぐ光景を狙いました。小雪が舞う中での暁詣りでした。
様々な角度から撮影しましたが、大わらじがぐっとくるような一枚を選び、福島の人の勢いや元気を表現したかったんです。

先日仙台で行われた東北6県のお祭りが集まった東北六魂祭にも行ってきました。
福島を代表して来たわらじまつりの人たちが、泣きながらやっているのを見て、私には福島の人たちの「自分たちのために申し訳ない」という感謝の涙に見えました。
福島に住む者として、今、全国の人に伝えたいことは『同じ日本なんだ』ということです。
そして、この写真を通して、福島の伝統、人情、お祭りは残っているということ、ここで生きているんだっていうことを知ってほしいと思います。」



大勢の福島の人が、ひとつのわらじを一緒に担ぐ。復興を目指す今の福島の現状と重なります。
今年8月6日に福島市で行われる夏の福島わらじまつりは、福島に住む私たちにとって例年とは違った祭りになるでしょう。

様々な角度から福島を捉えた花見山フォトコンテストの作品は、こちらから見られます。
また、第一印刷では、本当の福島を伝えたいという思いが集まったこの作品を全国の方に知ってほしいと考えています。
作品展示などを希望される方は第一印刷までお問い合わせください。