多数の職人の伝統技巧がひとつになる 会津漆器
会津の漆器作りが、本格的に作られるようになったのは、天正18年(1590年)に蒲生氏郷が会津に入り、前任地であった近江から木地師や塗師といった職人衆を呼び寄せ、漆器作りを奨励したことに始まります。深い山々に囲まれた会津は、漆器に使う木材の宝庫でもあり、代々の藩主によって会津漆器は保護され、技術や品質の向上に努めました。 |
そのため、会津漆器は国内だけではなく、中国やオランダなど海外にも輸出され、漆器の一大産地として有名になりました。現在では食器だけでなく、花器や文具など様々な製品が作られるようになり、伝統を活かしながらも洋風で洗練されたデザインのものなど、新しい感性を取り入れた美しい漆器が作られるようになっています。 |
会津漆器の魅力その1 会津の漆器作りは分業制が基本です。器の土台をつくる木地師、漆を塗る塗り師、蒔絵などの装飾を加える加飾師。職人がそれぞれの伝統技巧を凝らし、美しい作品が出来上がります。 会津漆器の魅力その2 山々に囲まれた会津。この漆の木が豊富にあったことも、一大漆器生産地になった理由の1つです。 会津漆器の魅力その3
「様々な表情」 塗りの際の技巧によるものの他、蒔絵師や沈金師などの加飾により、シックなものから豪華絢爛なものまで、様々なものが生まれるのも会津漆器の特徴です。 |
企業紹介
『福西惣兵衛商店』 福島県会津若松市大町1-1-45 TEL 0242-57-0845 FAX 0242-28-5373 大正8年創業の、会津塗りの老舗製造問屋。会津漆塗りは、木地師・漆師・加飾師の3職人が揃って完成される分業制です。 |
それを取りまとめるのが、漆塗りの卸問屋になります。福西惣兵衛商店では、伝統的な商品から現代にマッチした物まで幅広いアイテムを、普段使いの食器から内祝いや慶弔のギフト向け商品まで多数生み出しています。 |
「弊社といたしましては、伝統的な塗り物だけでなく現代生活にマッチした素材、アイテム等、特に若い女性にお気に召していただける商品を作ることに心掛けております。 |
福西惣兵衛商店 代表取締役社長 福西 正樹氏 |
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