楽しい・美味しい・子供の笑顔って素晴らしい…皆でつくった「にこにこ祭り」
にこにこ祭りは、たくさんの方からの応援があったから出来たイベントでした。
ぬりえで使う筆記用具・遊びの道具などの支援やボランティアでの手伝いなど、本当に多くの方々にご協力いただきました。
あらためて振り返ってみたいと思います。
★楽しい遊びランド
遊びランドで遊ぶ子供たちは元気にのびのび遊んでいました。子供たちの笑顔に私たちスタッフも元気を分けてもらいました。今回の遊びランドに支援頂いた方をご紹介します。
クラフトコーナーでは、寺西恵里子さんに協力頂きました。寺西さんは手芸や工作等の商品企画やデザインを手がけ、誰でも作れる手づくり商品の創作活動と多くの出版物を出しています。今回のにこにこ祭りでは、出版した本と牛乳パックで作るリメイク雑貨の材料(布、綿、毛糸など)を東京より送っていただきました。牛乳パッククラフトコーナーは、寺西さんが送ってくれた材料を使い子供も大人も楽しんで作っていました。「家でも作りたい!」と、作り方の用紙や材料を持って帰る人もいました。
ぬりえのコーナーには当日、やさしい色使いの絵本作家・あきば たまみさんや「ばっぴいちゃん(福島県二本松市安達ヶ原ふるさと村キャラクター)」を描いたイラストレーター・高橋美樹さんも駆け付けてくれました。お二人共、子供達が何色を塗ろうか迷っているとやさしく声をかけていました。た子供達がぬりえコーナーにたくさん集まって、2枚3枚と描いていました。出来上がると笑顔で塗り絵を見せてくれました。
また、今回ぬりえに使用した色鉛筆などは、株式会社TooのTさんや夢乃介さん、高橋美樹さん、うりさん、『福の鳥震災復興支援掲示板』でのよびかけで協力してくれた旧姓佐藤さん、KABUさん、白石由美子さん、福島が好きさん、6Gパンダさん、神奈川県のKさん、埼玉県のTさん、東京都のSさん、愛知県のIさんなど多くの方々からご支援としてお送り頂いたものです。おかげで子供達の笑顔が広がりました。
イベント企画の大清プロダクションさんは、恐竜のジェラシックスライダーを子供達へ提供してくれました。
こけし工人の陳野原さんは昔懐かしいコマを子どもたちのために作ってくれました。
だるチャンプロデュースの貴山さんは、福島市出身で現在、東京都調布市で深大寺のだるまをモチーフに商品展開しています。今回の震災で、地元福島復興の為に何かできないかと、子供から大人まで楽しめる遊び“だるっとび”を提供してくれました。
空とぶくじらさんは、動物の積み木に色を塗って子供たちに楽しんでもらう木工体験を行いました。お友達のわたぼうしさんも当日手伝ってくれました。
第一印刷では、ダンボールなどを使った手作り輪投げを作りました。輪投げでは、うりさんから“シュシュ”、シナダさんから“幸せのくまさん”のキーホルダーなどご支援いただいたものをプレゼントしました。手に取った子供たちは嬉しそうでした。
綿菓子作り体験では、アポロガスさんから綿菓子機をお貸しいただきました。
子供たちが作る綿菓子は、個性あふれるものばかりで、とても楽しそうでした。
スーパーボールすくいを手伝ってくれたのは、『がんばっぺ!福島』サイトに何か手伝いたい!と連絡をくれた佐藤さんです。
佐藤さんは、子どもたちにボールの上手なすくい方を教えてくれました。
なかなか外で遊ぶことが少なくなってしまった福島の子供たちが、遊びランドでは本当にいきいきと楽しんでいました。
皆さんのご協力のおかげで子供たちの笑顔を見ることができました。本当にありがとうございました。
★物販
福の鳥参加メンバーがお店自慢の美味しい商品を出店しました。出店したお店をご紹介します。
川俣町農業振興公社さんの川俣シャモメンチは、シャモの旨みが一度食べたらやみつきになるくらいの美味しさです。
北川さんの焼きそばは、シーフード風で内池醸造さんの焼きそばのソースを使って販売しました。
プリントオフィスさんが作ったポップコーンとソーダー水は子ども達にとっても人気でした。
屋台や十八番さんの肉巻きおにぎりは、美豚(びとん)の肉を使っています。お肉も柔らかくってとっても美味しかったですよ!!
サンベンディング福島さんからは、子供たちが大好きなヨーグルト味のジュースやウルトラマンジュース、お茶などを提供いただきました。子供たちが「どのジュースにしようかなぁ…」と迷っている様子はとても可愛かったです。
飯坂町の佐久商店さんは、“福島郷土料理いか人参”や旬の漬物を販売しました。このいか人参は、福島県民なら誰でも知っている家庭料理です。
ニューキムラヤさんは、お花見団子や銘菓「栗本陣」など、美味しいお菓子を販売しました。こちらのお店が、「やきとり団子」を開発したお店です。これからもイベント限定で販売します。お楽しみに~
第一印刷は、福島の花見山のポストカード、会津木綿柄ノート、復興こけしプチメモなど紙製品を販売しました。また、小豆洗農園さんの「草もち」も販売しました。
避難所で生活している方から、「美味しいものがたくさんあって久しぶりに買い物が楽しくできました」とコメントをいただきました。
物販は、販売スタッフとお客様の会話が弾む場でもあります。私も「元気でお互いがんばっぺね」とお客様と話をして、次のイベントで会うことを約束しました。
ご購入いただいた皆さま、ありがとうございました。これからも福島の美味しいものを皆さんへお届けしていきます。
中山染工場さんから、「がんばろう福島」のぼり10セットを福の鳥プロジェクトに提供いただきました。のぼりを目印にイベントに来た方も多く、雰囲気を盛り上げてくれました。
プロショップ信さんのおかげで、今回のイベントでスタッフが着用していたTシャツが出来上がりました。急に依頼したにも関わらず快く引き受けていただき感謝!!
★牛乳味噌鍋
福の鳥プロジェクトでは、昨年の秋より福島から「牛乳味噌鍋」を発信しよう!! と動いていました。福の鳥プロジェクトメンバーの福島乳業さん、内池醸造さん、川俣町農業振興公社さんの「牛乳」「みそ」「川俣シャモダンゴ」がコラボして、イベントで振舞われました。
内池醸造の桜庭さん・福島乳業の渡辺さんは、「この時期に温かい牛乳味噌鍋をどのくらい食べてもらえるのか不安でしたが、実際にイベントで振舞ったところ子どもたちから「おいしい~」と言われて本当に嬉しかったです。自信をもって牛乳味噌鍋を皆さんへお勧めできると確信しました。」と話していました。
今年の秋には「牛乳味噌鍋」が各家庭で楽しめるようになるかも知れません。お楽しみに!!
この牛乳味噌鍋では、カードを配布しそこに印刷されているQRコードを携帯で読み込むと、使った食材の放射能の安全性が確認できるシステムの実験を行いました。
取材された記者さんや大勢の方たちは、「これなら安心して食べることができますね」と評価をいただきました。
今後、食の安心安全のシステムが一日も早く実現できるよう、寄付していただいたお金で線量計を発注し、着々と準備を進めています。
※詳しくはこちらを御覧ください。 第5回研究会開催 食の安心安全分科会・物販分科会が発足しました