第20回 福の鳥プロジェクト研究会 開催

10月24日(水)コラッセふくしまにて第20回福の鳥研究会が開催され、初参加の企業を含め30社の企業が参加しました。
今回は福の鳥プロジェクト発足2周年記念研究会であり、これまでの2年間の成果と、3年目からの活動ビジョンを確認しました。

【福の鳥プロジェクト古川会長より】
「2年前に福の鳥プロジェクトは発足し、皆で協力し学びながら地域興しプロジェクトとして進んできました。3月11日の震災から、地域興しから復興へと切り替えて活動していましたが現在は「復興」が風化しはじめていると感じています。
参加しているみなさんが多種多様な業種であること、また行政の方にも協力をいただきながら更なる成果を上げていきたいと思っております。」と2年間を振り返り、今後のビジョンが話されました。
基調講演『21世紀における第4次産業の役割』

2周年基調講演として、横山哲氏からは福の鳥の今後の活動と共に地域だけでなく日本全体の課題、世界に目を向けた「ものづくり」の展開について講演していただきました。第1次~第3 次産業は肉体的なものを拡大した産業であるにの対し、第4 次産業は人の考える能力を拡大したものであり、知的所有権・著作権という「価値」が基盤となっていること、その価値というものは海外に工場を持ち生産することで産業の空洞化が進む現代、自分たちの地域でものづくりすること・続けること、それが地域興しにおいてもっとも重要である、「ものづくり」の価値だとお話ししていただきました。

「これまでの歩み 福の鳥プロジェクト活動」
【各分科会より】
各分科会からは動画や展示物を用いながら、これまでの2年間の歩みをふりかえりました。
 
■「福島を焼き鳥都市に!」焼き鳥分科会

やきとりじいさん体操、やきとりメニューの国際語バージョンややきとりMAP、世界に「やきとり都市・福島」を伝えるべく「世界焼き鳥党」として情報を発信しています。

世界焼き鳥党 http://www.yakitori-party.com/

 

■「福島の新しい味!牛乳味噌」牛乳味噌分科会

福の鳥プロジェクトから生まれた「牛乳味噌」。牛乳味噌鍋から始まり、プロジェクト参加メンバーの活動により様々なメニューが誕生。福島の新しい味を県内外に広めるため活動しています。キャラクター「牛乳味噌家族」も評判となっています。

世界牛乳味噌家族 http://fukunotori.com/gyunyumiso/
牛乳味噌鍋の素 レシピ投稿掲示板 http://www.fukunotori.com/gyunyumiso/joyful/joyful.cgi?

 

■「福島の安全と安心を!」安心安全分科会

放射線の知識やその測定器の使い方、専門家を招いての勉強会など、自ら学び福島の安心と安全を発信しています。
福の鳥研究所 http://fukunotori-labo.com/

●「子どもたちに笑顔を!」福ママ分科会

福島のお母さんが子ども達のためにできることを考え学び、安心して福島で子育てができるように「安心安全分科会」の繋がりから福島のお母さんによって発足しました。イベント開催や放射線勉強会など様々な活動をしています。

■「憩いのひと時を」喫茶分科会

安心安全の知識や情報だけでなく、今の福島に必要なことは心のゆとりであるという考えのもとに、憩いの時間を提供したいと喫茶店が中心となって発足しました。

 
■「価値の創造」キャラクター・ブランド分科会

研究会講演の実践の場として価値の創造を目指し、ブランド・商品・キャラクター等の開発を行っています。

 
■「福島の物産を発信!」物販分科会 

福島を全国に紹介するにあたってメインとなるのが物販分科会です。物販分科会は自分たちの商品の価値を高め、どのように販売していくのか、また皆でお互いの商品を協力できるところで販売していく・広めていくという目的で活動しています。
インターネット販売「福鳥商店街」 http://daiichiinsatsu.co.jp/fukunotori/html/

 

■全国からの支援

また全国から福の鳥事務局へ寄せられた支援の声や物資を展示しました。支援物資などは今後も福の鳥主催のイベント等で子ども達のために使わせていただきます。今までの活動はこちらからご覧ください。
 
価値の共有~牛乳味噌ソフトクリームとルワンダコーヒー~

【研究会恒例!牛乳味噌分科会と喫茶分科会から試食】
岩瀬牧場の「牛乳味噌ソフトクリーム」の試食を行いました!岩瀬牧場で製造・販売しているソフトクリームを牛乳味噌でアレンジしたものです。牛乳味噌分科会での試食ができなかった為、また「牛乳味噌ソフトクリーム」とあわせて喫茶分科会からはルワンダの教育を考える会の「ルワンダマバラコーヒー」の紹介があり、こちらも皆で試飲しました。この場での試食となりました。
試食した方から「とても濃厚だが、口当たりはさっぱりなので何度も食べれそう。」「とっても美味しい。味噌とミルクの塩分は夏と冬で味の感じ方が変わるのでデータをとって味の調節をしたほうが良い。」と、参加者からアドバイスもありました。
こちらは参加者より認定の拍手があがり、福の鳥認定商品となりました。
 
 
【今後に向けて】
初参加の企業からは「ここまで続けてきたということがすごいことだと思う。」「キャラクターを使ってのブランド化の話が興味深かった」など感想がありました。
また、今回の研究会にも参加した創業スクエアとの繋がりで、ビジネスの新しい切り口を学ぶ場『スクエアアカデミー』の講師として横山氏が講演することが決まりました。
2013年1月16日(水)に仙台市で開催します。
ともに復興を目指す方々、また復興にご協力して下さる方は、下記までお問い合わせください。
福の鳥プロジェクト事務局
担当:谷口
tel:024-536-3232
email:post@daiichiinsatsu.co.jp
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