第一印刷 創業60周年を記念して 第2回講演会

価値の創造による地域復興を目指す「福の鳥プロジェクト」より、各分科会の報告がありました。

<安心安全分科会>
放射能測定の取り組みについては、測定マニュアルの電子化などの取り組みを話し、環境分析研究所の菊池社長からは放射能に関する県や市の取り組み、検査結果の発表の仕方や、安全といわれても心配な人にどう説明していくかなど課題も多いという話がありました。

また、来年2月に東京で開催されるグルメ&ダイニングスタイルショーの主催社であるビジネスガイド社からは、福の鳥プロジェクト出展に際し、放射能測定器メーカーとのタイアップで福島の安心安全PRに全面的に協力していく旨の話がありました。

<物販分科会>
11月10、11日にコラッセふくしま1階アトリウムで行った「いいもの うまいもの いっぱいあっつぉい!福鳥(ふくのとり)」についての報告のあと、11月19、20日 東京日比谷公園での「ファーマーズ&キッズフェスタ」イベントに関して、1日目は雨、2日目は天気に恵まれ、参加した福の鳥プロジェクトメンバーの商品(福島牛の串焼きや会津地鶏、牛乳味噌ラスク、がんばっぺ焼き)は、たくさんのお客様に好評だったとの報告がありました。
今後、ネットショップのリニューアルや新しい展開についての方針などの報告もありました。

<焼き鳥分科会>
焼き鳥分科会では、福島の焼き鳥を盛り上げるために「シンボルとなるキャラクターが欲しい!」という意見を受けて、土湯温泉のこけし工人陳野原さんが実際にこけしバージョンの「焼き鳥仙人」を作ってくれたこと、焼き鳥グッズのカレンダー、年賀状を制作して「世界焼き鳥党」をアピールしていることの報告がありました。11月23日には「やきとりじいさん体操」の中国語バージョンの収録を行うなど、盛り上がりを見せている焼き鳥分科会でした。

<牛乳味噌分科会>
牛乳味噌の商品がどんどん広がっていて、「サタふく」メディアでも大きく取り上げられたとの報告のあと、内池醸造の「元祖牛乳味噌鍋の素」も、スーパー「いちい」での店頭試食販売で好評を得ていることや、イベントへの出店、ネット販売など様々なところで福島の味として定着するよう活動していることを報告しました。

そして、新たな牛乳味噌新商品が認定されました。県食肉卸株式会社「前田美豚の牛乳味噌漬け」。
 

当日、「ゴジてれChu」の取材があり、さらに牛乳味噌の取り組みや商品を紹介することができました。今後も新商品や牛乳味噌を広げるため、牛乳味噌家族などのキャラクターとともに活動していくことの報告がありました。
  
 

~福の鳥研究会 記念講演「価値の共有~キャラクターデザインによる伝達と発展~」~

第1回記念講演に引き続き、福の鳥プロジェクト講師の横山 哲氏から、キャラクターやブランドの著作権と商標権からみた位置づけ、記号学や心理学から見た位置づけ、デザインとしてのコンセプトと開発の進め方等について講演していただきました。
第4次産業を目指す福の鳥プロジェクトの活動、価値の創造と地域興しのために「福の鳥」キャラクターが生まれたこと、そしてキャラクターによる商品のブランド化、「価値の創造」「価値の共有」とは…という内容の話がありました。
そして特別講師のclick!networkプロデューサー末吉佐和子さんからは、さまざまな才能を持った人たちがその力を合わせてキャラクターを育てて行くようすを、実例をあげて説明していただきました。

第2回となる60周年記念講演会も多くの皆様のご出席を賜り心より御礼を申し上げます。次回第3回記念講演会は12月13日(火)を予定しております。

第一印刷は60周年をひとつの区切りとし、新しい未来に繋ぐための「価値の創造」をめざしてこれからも学んで参ります。

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