可能性の種を見つけよう! 横山 哲 氏 からの感想

舛七酒店
飯坂温泉に「温泉の素」のような入浴剤があれば、それを組み合わせて「飯坂温泉 いい湯だな セット」のようなセット販売が考えられます。 地域全体で何を打ち出してゆくか、お互いに協力し合うと、一社だけではできない力を発揮することができます。
同じ目的を持った方たちと如何にまとまることができるか、福の鳥プロジェクトはその方法を育ててゆくものです。

有限会社第一食品
地域興しで、燻製は珍しいものではなくなってきました。 ただ燻製の知識はまだ一般に知られてはいませんので、どのような「エピソード」でお客さまと結びつくことができるかだと思います。 その「エピソード」を福島で大勢の企業と共有することができれば、お客さまから訪ねて来るようになるでしょう。

内池醸造株式会社
発酵食品は、照葉樹林帯に位置する日本の食文化の基本です。 その調味料は、世界中の食文化に認められ取り入れられています。  内池醸造さんも、新しい調味料にチャレンジされているので、福島発のレシピを発信することでお客さまの関心を引き付けることができると思います。 鍋などは、今注目されているので、皆さんと協力して、他の地域が宣言する前に情報発信を試みる事ができるか、これからの行動力が問われることになるでしょう。

佐久商店
「いかにんじん」は、東京ではほとんど知られておりません。 福島の方も、そう言えば「いかにんじん」もあったという感じで、一押しというイメージではありませんでした。  しかし、この美味しさを素直に伝えることができれば、福島の食として全国に認めてもらうことは充分考えられます。 それだけの美味しさがあると思います。

株式会社シュトラウス
駝鳥(ダチョウ)の肉は鳥肉なので、たいへんヘルシーな食材であり、市場の可能性は大きいと言われていますが、生産農場が少なく普及に時間がかかっているようです。 「焼き鳥都市福島」の活動や他の企業と連携して、駝鳥の肉をもっと知ってもらうことができるのではないでしょうか。  料理法に工夫が必要なので、グリルよりタンドールのような高温のオーブン料理の方が向いているかも知れません。

福島県食肉卸販売株式会社
ソーセージもハムも、たいへん美味しく、「美豚」という名前も楽しい遊び心が感じられました。 しかし、それをどう伝えるか。  お客さまには、『美味しかったね。』だけで終わらない「エピソード」が必要です。 「美豚」で「キャラクター」や「ブランド」の可能性を考えてみたらいかがでしょうか。

味工房 ひさご
こけしの歴史だけで、素晴らしい大河ドラマもできそうな感じがしました。  土湯温泉という地域と共に、どのように知ってもらえるかで、お客さまの反応も違ってくると思います。 たくさんあるエピソードから、どのような世界を組み立てて情報として発信できるか、皆さんと考えてみたいと思います。

空とぶ くじら
若い女性やお母さんたちに好まれる、とても優しいフォルムが印象的です。 立体絵本や、文具などの可能性を見据えて、第一印刷とカタログを作成し、共同で問屋への営業などを考えることができると思います。

ティアレ
福島の花見山は、東京でも花が好きな人には知名度があります。 花見山と合わせて、「花の福島」のイメージを発展させることも考えられますので、いろいろなアイディアを集め検討を始めてみたらいかがでしょうか。

陽風水
川俣シャモとワインのお店は、「焼き鳥のヌーベルキュイジーヌ」と言えるかも知れません。 鳥肉は世界中でほとんど禁忌の無い肉ですので、世界中の焼き鳥を福島で味わうことができると、他の焼き鳥都市との違いもはっきりしてくるのではないでしょうか。

有限会社デミアン
昔の人には懐かしい甘食を作られていますが、歴史のあるものは古くなりません。社長の 佐々木さんも考えられているように、それはブランドとして育ててゆくことが可能です。 しっかりとコンセプトをまとめて、無理をせず伸ばしてゆくことが大切だと思います。

有限会社中山染工場
今は外国人や若い人の間で手ぬぐいがブームになっています。 東京では手ぬぐい専門店もあり、東京駅の中でも和物を中心にしたお洒落なお店で、新作の手ぬぐいや同じイメージの布製品、紙製品も販売されています。  しかし、注染と捺染との違いや、総理や特岡といった品質の違いなどの情報は意外と知られておりません。 日本の伝統文化の紹介も込めて、世界に情報発信を考えてみるのも良いと思います。

のみくい だいじょうぶ
だいじょうぶさんは、猫たちも憩うことができる庶民のお店ですので、そういった文化を外国人も気軽に味わうことができるようにしていきたいと思います。 これからは外国人観光客や、仕事で来る人達が増えているので、そういった人達への対応も考えておく必要があるでしょう。

有限会社みずほフーズ
桃の漬物は、東京ではまずイメージできない食品だと思います。 サンヨー缶詰さんも、桃で新しい試みをしているので、点でなく面として広げてゆくことを検討してみたいと思います。

福島第一食糧卸協同組合
胚芽精米は、量産の問題はありますが、分かる人にはたいへん喜ばれるお米だと思います。 マニアックではない、お母さんたちが分かりやすい形で情報を発信することで、徐々に広げてゆくことができると思います。

屋台や 十八番
福島を意識された料理を心がけ、いろいろと工夫されているので、福島の人だけでなく、それを世界へ発信することを考えてみれば、他県との違いもはっきりしてくるのではないでしょうか。

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