第一印刷 創業60周年を記念して 第3回講演会

福の鳥プロジェクトでは2012年2月に開催されるグルメ&ダイニングスタイルショーへの出展、東京西立川でのパイロットショップの出店販売など、ますます大きな広がりをみせる各分科会の報告をしました。

<安心安全分科会>
環境分析研究所の菊池社長からは、消費者庁と福島県主催の放射能測定方法講習会に参加し、簡易測定器導入による市民への説明や対応、数字への誤った理解による不安と混乱を防ぐための指導が必要であるという話がありました。
また、花見山除染活動、放射能測定などの取り組みについての報告も行いました。
  

<物販分科会>
物販分科会の活動として、2012年のイベント情報が発表され、参加者募集と皆様のご来場を呼びかけました。
Webサイト「福の鳥商店街」では、引き続き魅力ある商品やギフトをお客様にご案内していくため、皆様のご意見やアドバイスを反映させていきたいこと、2月にオープン予定の東京西立川のパイロットショップでもwebサイトを活用した展開を予定している旨を発表しました。
  

~「出会いには力がある」 出会いとつながり~

11月にコラッセふくしまで行った物販イベントで「ルワンダの教育を考える会」のマリールイズさんとの出会いがあり、この日の研究会に参加していただきました。福島とのつながり、出会いの大切さ、願いは叶う…など、貴重なお話しを頂きました。
この出会いで、マリールイズさんからルワンダの焼き鳥を教えていただき、焼き鳥分科会にまた新たな広がりが生まれました。

 

<焼き鳥分科会>
  
世界焼き鳥党「やきとりじいさん体操」中国語バージョン収録の紹介、焼き鳥党のシンボルキャラクター「焼き鳥仙人」こけしバージョンを作った陳野原さんから、こけしの歴史や広がり、「焼き鳥仙人」が出来上がるまでの話がありました。

<牛乳味噌分科会>
牛乳味噌商品の広がり、「牛乳味噌鍋の素」が県内外でも評判が良く順調に売り上げを伸ばしているとの報告があり、牛乳味噌認定商品のブランド化に向けた提案なども行われました。
 

<キャラクター・ブランド分科会>
新たに立ち上がったキャラクター・ブランド分科会からは、立ち上げの経緯や今後の展開についての話がありました。この分科会は、活動実績のある参加企業を対象にした特殊な分科会です。
自分たちの良い商品を伝えるために、キャラクターやブランドをどのように創り育てて行くかを共に考え学んで行きます。
 

<試食&認定商品>
本日の試食は、ルワンダ焼き鳥です。ルワンダでは羊や山羊の肉用に作られたトマトベースのタレを、福島の牛乳味噌鍋の素と合わせて新しい味が生まれました。またもう1つ「牛乳味噌まんじゅう」も試食していただきました。どちらも参加者の皆さんから「おいしい」と絶賛いただきました。
  

そして、福の鳥のシンボルキャラクター「すずめ」さんのストラップもお目見えしました。ビーズで作った可愛いストラップは福の鳥会員さんの作品で、この日見事認定商品として表彰されました。
 
 

~福の鳥研究会 記念講演 「価値の伝達-価値を伝えるメディアへの対応-」~

講演:福の鳥プロジェクト講師 横山 哲 氏

今回の講演は、キャラクターやブランドをみんなでどう育てて行くかと言う内容でした。
今まで手がけてきた事例を紹介しながら、ネットを通じてどのようにファンとともにキャラクターを育ててきたか、その成果がどのように出版や商品に活用されるようになったかを解説していただきました。
価値を創造するには、その価値を共有できる人、喜んでくれる人たちと一緒に創って行く「協働創造による価値の最適化」と言う手法が福の鳥プロジェクトでは使われています。
その成果がどのように実践されて行くか、これからの福の鳥の活動が楽しみです。

 

※3回に亘ってお送りしてきた第一印刷創業60周年記念講演会はこれをもって終了となりました。平日のお忙しい中参加して下さいました皆様に心より御礼を申し上げます。

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第一印刷 創業60周年を記念して 第2回講演会

価値の創造による地域復興を目指す「福の鳥プロジェクト」より、各分科会の報告がありました。

<安心安全分科会>
放射能測定の取り組みについては、測定マニュアルの電子化などの取り組みを話し、環境分析研究所の菊池社長からは放射能に関する県や市の取り組み、検査結果の発表の仕方や、安全といわれても心配な人にどう説明していくかなど課題も多いという話がありました。

また、来年2月に東京で開催されるグルメ&ダイニングスタイルショーの主催社であるビジネスガイド社からは、福の鳥プロジェクト出展に際し、放射能測定器メーカーとのタイアップで福島の安心安全PRに全面的に協力していく旨の話がありました。

<物販分科会>
11月10、11日にコラッセふくしま1階アトリウムで行った「いいもの うまいもの いっぱいあっつぉい!福鳥(ふくのとり)」についての報告のあと、11月19、20日 東京日比谷公園での「ファーマーズ&キッズフェスタ」イベントに関して、1日目は雨、2日目は天気に恵まれ、参加した福の鳥プロジェクトメンバーの商品(福島牛の串焼きや会津地鶏、牛乳味噌ラスク、がんばっぺ焼き)は、たくさんのお客様に好評だったとの報告がありました。
今後、ネットショップのリニューアルや新しい展開についての方針などの報告もありました。

<焼き鳥分科会>
焼き鳥分科会では、福島の焼き鳥を盛り上げるために「シンボルとなるキャラクターが欲しい!」という意見を受けて、土湯温泉のこけし工人陳野原さんが実際にこけしバージョンの「焼き鳥仙人」を作ってくれたこと、焼き鳥グッズのカレンダー、年賀状を制作して「世界焼き鳥党」をアピールしていることの報告がありました。11月23日には「やきとりじいさん体操」の中国語バージョンの収録を行うなど、盛り上がりを見せている焼き鳥分科会でした。

<牛乳味噌分科会>
牛乳味噌の商品がどんどん広がっていて、「サタふく」メディアでも大きく取り上げられたとの報告のあと、内池醸造の「元祖牛乳味噌鍋の素」も、スーパー「いちい」での店頭試食販売で好評を得ていることや、イベントへの出店、ネット販売など様々なところで福島の味として定着するよう活動していることを報告しました。

そして、新たな牛乳味噌新商品が認定されました。県食肉卸株式会社「前田美豚の牛乳味噌漬け」。
 

当日、「ゴジてれChu」の取材があり、さらに牛乳味噌の取り組みや商品を紹介することができました。今後も新商品や牛乳味噌を広げるため、牛乳味噌家族などのキャラクターとともに活動していくことの報告がありました。
  
 

~福の鳥研究会 記念講演「価値の共有~キャラクターデザインによる伝達と発展~」~

第1回記念講演に引き続き、福の鳥プロジェクト講師の横山 哲氏から、キャラクターやブランドの著作権と商標権からみた位置づけ、記号学や心理学から見た位置づけ、デザインとしてのコンセプトと開発の進め方等について講演していただきました。
第4次産業を目指す福の鳥プロジェクトの活動、価値の創造と地域興しのために「福の鳥」キャラクターが生まれたこと、そしてキャラクターによる商品のブランド化、「価値の創造」「価値の共有」とは…という内容の話がありました。
そして特別講師のclick!networkプロデューサー末吉佐和子さんからは、さまざまな才能を持った人たちがその力を合わせてキャラクターを育てて行くようすを、実例をあげて説明していただきました。

第2回となる60周年記念講演会も多くの皆様のご出席を賜り心より御礼を申し上げます。次回第3回記念講演会は12月13日(火)を予定しております。

第一印刷は60周年をひとつの区切りとし、新しい未来に繋ぐための「価値の創造」をめざしてこれからも学んで参ります。

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うまいもの いいもの いっぱい あっつぉい!福鳥!開催

11月10日(木)、11日(金)コラッセふくしまアトリウム1Fにて、福鳥イベント「うまいもの いいもの いっぱい あっつぉい!福鳥!」を開催しました。

地元の人たちにも、福島の良さを知ってもらうため福鳥メンバーの商品の販売とともに「世界焼き鳥党」や「安心安全システム」「世界一長い希望の絵」の紹介や「花見山フォトコンテスト」入賞作品の展示も行いました

 

 

平日でしたが、他イベントに来た方や働いている方、お土産を買いに来たお客様に元気に声をかけると足を止めてくださいました。商品を購入してくださったお客様へのお楽しみ抽選会を行うなど、来てくださった皆様に楽しんでもらいながら、福鳥のうまいもの、いいものを届けてきました。

  

福鳥プロジェクトから誕生した「牛乳味噌鍋の素」発売日!

 

 

イベントとともに㈱内池醸造から発売になった「牛乳味噌鍋の素」。

多くのお客様に、その美味しさと手軽さ、栄養たっぷりな牛乳味噌鍋を試食してもらいました。「新聞を見て来ました。」「試食がなくならないように早めに来ました。」など、嬉しい声もあり、たくさんの方が「おいしい!」と言って購入していただき、完売しました!!

㈱内池醸造の「牛乳味噌鍋の素」の取材から、簡単に牛乳味噌を味わえる「牛乳味噌鍋の素」以外の牛乳味噌商品である、牛乳味噌ラスク(風薫)、牛乳味噌クッキー(Choco Cafe)、牛乳味噌ジェラート(honey bee)、前田美豚牛乳味噌漬け(福島県食肉卸㈱)など、たくさんの商品が生まれていることも紹介されることになり、「サタふく」で放送されました。

  

地元メディアも注目!

福島テレビの人気番組「サタふく」の取材が入り、福島の新しい味として「牛乳味噌」が取り上げられました。放送内容はこちら!

今後もどんどん広がる「牛乳味噌家族に注目です!

今回の「うまいもの いいもの いっぱい あっつぉい!福鳥!」に足を運べなかった方でも、牛乳味噌商品を購入できる「福の鳥商店街」もよろしくお願いします!

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第一印刷 創業60周年を記念して

第一印刷創業60周年を記念して、記念講演会とグルメ&ダイニングスタイルショーの報告会を行いました。

記念講演会「和の文化~集団による価値の創造~」

記念講演会には、有限会社ネットワークスの代表である 横山 哲氏を講師として招き、「和の文化~集団による価値の創造~」をテーマに、日本文化の曖昧さから創造される日本独自の価値について、日本が持つ「和」の力、そしてビジネスに必要な思考、目的と夢を持ち続けることの重要さなどについてご講演いただきました。

 

また我々が普段使用している文字書体の成り立ちについても、その起源が謄写版印刷の頃に鉄筆で手書きされていた文字の形にあることや、先人の努力の上に今の印刷文化があること、そして福の鳥プロジェクトが推進している価値の創造についても、私たちがこれから目指していかなければならない印刷(捨てられない印刷)など、興味深い内容の話を聞くことができました。
 

集団による新しい価値創造のために
~ グルメ&ダイニングスタイルショー報告~

集団で同じ経験を共有し、新しい価値の創造に繋げようという横山氏からのアドバイスを実践している福の鳥プロジェクトが、去る9月6日~9日まで東京ビッグサイトで開催された「第10回グルメ&ダイニングスタイルショー」への出展報告会を、プロジェクトメンバーである川俣町農業振興公社の斎藤専務、福島県食肉卸売の長沼社長、ニュー木村屋の金木専務、福島第一食糧卸協同組合の森課長、佐久商店の佐藤さん、プリントオフィスの梅宮代表、フレッシュパッケージの吾妻部長、菓子工房 風薫(ふうか)の桃井さん、土湯こけし工人の陳野原さん、工房 空飛ぶくじらの三森さん、のみくい だいじょうぶの小宇佐さん、第一印刷の根本さんらと行いました。

福の鳥プロジェクトメンバーの皆さんが、実際にグルメ&ダイニングスタイルショーに出展した感想や成果、そしてこれまでの活動について報告いたしました。

会場では、グルメ&ダイニングスタイルショーを再現する形で商品の展示し、希望者には販売もいたしました。

 

また、グルメ&ダイニングスタイルショーでも好評だった福島の新しい味である「牛乳味噌鍋」に加え、牛乳味噌シフォンケーキを皆様に試食していただきました。皆様からは「とてもおいしい」「思った以上に食べやすい」といった感想が寄せられました。「牛乳味噌鍋の素」は2011年11月10日に内池醸造から発売されます。

 

また、東日本大震災以降、福島では放射能による風評被害の払拭のため、「安心安全」が大きなキーワードになっています。福の鳥プロジェクトでもグルメ&ダイニングスタイルショーで行った安心安全分科会の取り組みを実演で伝えましたが、それを今回の会場でも再度実施しました。

安心安全分科会のメンバーである福島市産業交流プラザの佐藤所長とコーディネーターの菊地さんからは地元でのつながりを通して、食の安全を伝えていくことが必要とのコメントをいただいたほか、 環境分析研究所の菊地社長からは、子を持つ親の視点で食べ物の放射線量を測定した結果、玉ねぎやじゃがいもなどの野菜も、土をきれいに落として皮をむけば全く問題がないといったお話しがありました。

 

こどもたちの笑顔を取り戻すために

また福の鳥プロジェクトでは原発事故以降、外で遊ぶことが制限されてしまった福島の子どもたちを支援し、以前のような笑顔を取り戻すため、福の鳥プロジェクトが取り組む復興支援活動についての報告を、第一印刷 古川専務より行いました。

グルメ&ダイニングスタイルショーの会場で展示された、震災後に世界中から寄せられた心温まる応援メッセージの紹介や、同じ会場で行った花見山フォトコンテストの入賞作品展と秋山庄太郎氏が撮影した花見山の写真展について、またこどもの日に開催されたにこにこ祭り、避難所でのぬりえフラワーアレンジメント教室、さらに小中学生が夏休みの期間中、外で存分に遊んでもらおうと企画した、新潟県新発田市の支援による「新発田臨海学校」なども報告しました。今後も子ども達の笑顔のために活動を継続してまいりますので、趣旨ご賛同頂ける方は、寄付のご協力をよろしくお願いいたします。
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新しい牛乳味噌認定商品 誕生!

10月6日(木)に牛乳味噌商品の認定式を行いました。


右:アンチエイジング&フェアトレード Choco Cafe 半沢裕子 さん
左:菓子工房風薫(ふうか) 桃井かおる さん

 以前の研究会やグルメ&ダイニングスタイルショーで既に、好評だった2つの商品が認定されました。

「牛乳味噌クッキー」 アンチエイジング&フェアトレードChoco Cafe

 何度も試行錯誤し、味噌の配合や材料の分量などを工夫しながら、味はもちろんのこと、サクッとした食感にもこだわった美味しいクッキーです。

 味噌の風味がほのかに感じる程度に仕上がっているため、しつこくないので、2枚3枚と食べられます。可愛らしい笑顔が描かれて、食べれば笑顔になるクッキーです。

 

「牛乳味噌ラスク」 菓子工房 風薫

 牛乳味噌ラスクも味噌の味と甘さのバランスや口当たりを研究し、何度も作って、みんなに試食してもらい改良を重ねました。

 しっかりとした甘さの中に、味噌のしょっぱさが感じられる仕上がりです。牛乳味噌ラスクも、何枚も食べてしまう、クセになる味です。

 

 

 2人から、たくさん販売していくという意気込みや今後の展開を話していただき、「がんばっぺ!」とみんなで、盛り上げていこうとなりました。2つの美味しい商品は、福の鳥商店街でも、近日、販売予定です!お楽しみに!

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第7回「福の鳥研究会」を開催しました

第7回福の鳥研究会

今回は14社15名が参加し、「コンセプトの伝え方」のセミナーと各分科会報告、9月6日~9日に開催されるグルメ&ダイニングスタイルショー出展について活発な意見交換を行いました。


消費者に情報を正しく届けるには
◆コンセプトの伝え方◆

 福の鳥の第4次産業を推進するための講座は今回で7回目となりました。
今回のテーマは「コンセプトの伝え方」。
どんなに素晴らしい商品もそれが消費者に伝わらなければ売れないというマーケティングの基本からネット上での情報提供について横山哲氏より講義がありました。風評被害をなくす為、正しい情報を伝え「良い評判」をつくる場として「グルメ&ダイニングスタイルショーで実践したいと思います。

 

 

グルメ&ダイニングスタイルショー
◆出展に向け動き出す◆

前回の研究会で報告しましたギフトショーの飲食部門である「グルメ&ダイニングスタイルショー」出展。4つのブースと毎日13:30から1時間、メインとなるキッチンステージでのPRを全4日間行います。
海外や全国のバイヤーが集まるショーのメインとなるステージでPRできることは、大きなチャンスです。これは福の鳥プロジェクトの活動と思いを主催の(株)ビジネスガイド社さんに伝えたところ、「ぜひ福島を応援したい」というご厚意から決まりました。

 
~キッチンステージでの発表~
今まで福の鳥プロジェクトが活動してきたこと、そして活動していきたいことを伝えます。

9月6日(火) 「福島の味!牛乳味噌」 
地域で創る新しい故郷の食文化、牛乳味噌を紹介!

9月7日(水) 「焼き鳥都市福島」
福島から発信する世界焼き鳥文化!

9月8日(木) 「福島の豊かな自然と物産」
うつくしまと呼ばれる自然の恵みと食文化!

9月9日(金) 「福島の“食の安心安全”」
官民協動で放射能風評被害を福島を守る!

 

 

【パンフレットにも大きく取り上げられています】

 

 

 

 

~参加メンバーと意見交換~
研究会では出展に向け、商品の安全性はもちろん企業や生産者の思いを伝えるため、どのようにPRし、演出を行うか等の意見交換を行いました。
「4つのブースは福の鳥プロジェクト共通のテーマをもたせたい」「商品の紹介と同時に“福島”をアピールしたい」「キッチンステージではシェフの実演と試食を行いたい」等、たくさんの意見が出ました。

 

正しい情報をわかりやすく発信するために
◆トレーサビリティシステム◆

意見交換ではたくさんの意見がでましたが、商品の「安心安全」をどう説明するかが基本になります。
福の鳥プロジェクト「食の安心安全分科会」では、民間でも安心安全を実証できるシステム構築を目指してきました。このシステムはトレーサビリティシステムを活用し、誰でも放射能測定値を含めた食の安全性をWeb上で簡単に確認することができるもので、行政とも連携を図り、グルメ&ダイニングスタイルショーでの発表を目指しています。
お母さんが安心して子育てができる福島こそ、福の鳥プロジェクトが目指す「子どもたちに笑顔を」に繋がります。“安心で安全な福島”として広くPRしていきたいと思います。

【写真:実際の測定の様子】
 

◆物販報告◆

 只今、Webとカタログで販売している「福の鳥商店街」の商品の販売状況報告を行いました。Webでは商品を随時増やし、展開していくことを目標にがんばっています!興味のある方はぜひクリックを。

【詳しくは写真をクリックしてください】

 

 

 

 

 

 

 

◆認定商品◆

今回も新たな認定商品が加わりました!どちらも福の鳥参加メンバーから大好評でした。

 「世界焼き鳥党」より串焼きこころ さんの「桜スモーク焼き鳥」

「全国牛乳味噌普及協議会」よりcafé mimoさんの「牛乳味噌シフォン」
 

 【詳しくは写真をクリックしてください】

 

今回の研究会もセミナー、各分科会の報告、試食と認定など盛りだくさんの内容でした。現在福の鳥プロジェクトは、グルメ&ダイニングスタイルショー出展に向けてまっしぐらです。4日間ただ出展するのではなく、福島の代表として福島を”正しく”知ってもらう為に行ってきます!
「子どもたちに笑顔を」をテーマに、これからも福の鳥プロジェクトは活動していきます。応援よろしくお願いします!

 

 

 

 

 

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食の安心を確認するために

 

『安全』なものを売りたい
-生産者の思い-

福島県食肉卸さんは、震災後の畜産農家の窮状を明かしてくれました。
「ガソリンもなく物流がストップしてエサの入手が難しく、なんとか牛を生かすために、近所の稲ワラをエサとして与えていた畜産農家さんもいたようです。ワラの線量が国から事前に報告されていれば、こんなことにはならなかったかもしれないとも思うんです」
くだもの畑さんは桃の生産者の一人として、安心安全の取り組みへ意欲を示します。
「胸を張って福島の桃は安全ですと言えるようにしたい。そのためには自分自身が放射能と安全性についてしっかりと学んで正しく消費者に伝えたい」
生産者のみなさんは安全なものを消費者に届けたいと強く願っています。

 


 

専門家との協力
-制度の高い検査結果を得るために-

食の安心安全担当者は、検査会社・環境分析研究所さんの協力のもと、事前に測定方法や測定値の評価方法を学び、分科会での測定に当たりました。環境分析研究所さんは、核種ごと(ヨウ素131・セシウム134・セシウム137 など)の放射線量を測定できるゲルマニウム半導体検出器を所有しています。

社長さんが1,000 万円以上もするこの機
器を導入したのは「子どもたちの笑顔の
ため」。子育てをするお母さんの一人とし
て、自分の手で精密な検査をして、子ど
もたちの安全を守りたいという思いがあ
るからです。

 

 


 

バックグラウンド(空間)と測定対象の差

放射線は物体を通過するのだから、食品内部でも空間と同じか高い測定値になるんじゃないかと疑問を感じる方もいるかもしれません。なぜ空間よりも低い数値が出るのか。これにはサーベイメータの特性が関係しています。
サーベイメータはセンサーで放射線を感知します。測定開始後すぐは大気中の放射線が食品内のセンサー有効範囲までは届いていません。理論的には計測し続ければ、やがて放射線はセンサーの範囲まで到達し、最終的に空間と同じ線量に近づきます。
つまり測定するセンサー周囲の空間を自然放射線量と同じレベルに近づけるほど、精度の高い測定ができるということになります。
食の安心安全分科会では、測定のバックグラウンドとしてどこまでの空間線量が許容できるのか、バックグラウンドの影響を極力排除するにはどうすれば良いかを、実測を重ねながら検証しています。

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第3回 「食の安心安全分科会」 を開催しました

第3回 「食の安心安全分科会」

風評被害により福島の商品が売れなくなっている現状を払拭する為、前回は工業製品等の表面線量の測定でしたが、今回は食品の線量測定を参加者全員で学び体験しました。


◆安全なものが売れない◆

汚染ワラの問題により、7 月に牛肉が全県出荷停止になってしまいました。個体識別番号で安全性がはっきりしている牛肉ですら売ることができない状況です。全頭検査を行うにしても果たしてやり切ることができるのかという疑問の声も上がっています。

 

また福島の名産と言えば桃。生産者だけでなく、消費者も他に負けない美味しさを誇りにしています。桃の安全性を確認することは、福島の誇りを守ることにも繋がります。

 

 

 

「福島の食がみな汚染されているんじゃないか」という新たな風評被害が広がってしまうことも危惧されます。それを防ぐため、福の鳥プロジェクトは一貫して「子どもたちの笑顔のため」に活動しています。食の安心安全分科会は、世のお父さんお母さんが放射能の測定値を含めた食の安全性を簡単に確認できる仕組を作り、子どもたちに安心して安全な食を提供できるようにすることを目指しています。

【写真をクリックすると「生産者の思い」をご覧いただけます】

 

安心安全のために
◆民間・行政・専家門が集結◆

今回の分科会は20 名が参加。食品や物産のメンバー以外に、福島県と福島市、銀行の地域振興担当、放射能測定器の販売会社、民間の測定検査会社など、多様な業種のみなさんが参加しました。また福島県の担当者からは展示会出展助成金についての話や企業のための復興支援制度などが紹介されました。

 

安全なものを売るために
◆自分たちの商品を自ら測定◆

「安全」なものを正しく売る為に参加企業は食の安心安全担当者と共に測定しました。担当者はこの日の為に専門家と協力し測定を重ねてきました。

 

 

~食品測定には精度の高い測定器が必要~

【円筒形のプローブがセンサー部。このTCS-172B のプローブは先端から全周方向に対して測定できます。】

前回使用したTGS-146B は食品の内部までは測定できず、表面の測定のみ行いました。
今回のTCS-172B はより感度が高く、測定できる範囲が広いため、食品の内部に差し込んで内部線量が計測できます。

 

正しく測定手順を学ぶ~

福の鳥プロジェクトでの検査方法と基準値の判定は、「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」(厚生労働省・平成14 年発表)に準拠しています。

①測定環境を整えるため、バックグラウンド(測定対象を置く場所)を除染します。

②食品を計量して容器に隙間なく詰めます。

③プローブを深く差し込むために、中央部に凹みを作ます。

④外気の影響を受けないようにプローブを対象に密着させて測定します。

⑤単位はcps(count per second:1 秒毎の放射線の個数)。時定数30 秒。測定開始90 秒後から計測を始め、以後30 秒おきに計3 回計測。

⑥3 回の平均値を測定値としてバックグラウンドと測定対象のcps の差分を算出。

 

 

~数値の記録方法と測定結果~

 

①バックグラウンドの133.6cps(0.196μSv/h)

②測定対象は110.3cps~129.7cps(0.160~0.187μSv/h)

 

いずれもバックグラウンドよりも低い数値となり、厚生労働省のマニュアルに照らし合わせて、問題ないと評価できる結果でした。

このマニュアルでは、測定対象の値がバックグラウンドより20%高い値を示せば、測定対象に放射能があると判定し、ゲルマニウム半導体検出器を用いたγ線スペクトロメトリーによる精密核種分析へまわすことになっています。

 

 

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第6回研究会を開催しました

6月21日(火)第6回 福の鳥プロジェクト研究会を開催しました。

今回は「四季酒菜 咲き山」さん、「菓子工房 風薫」さん、「Choco cafe」さん、以前、牛乳味噌分科会に参加した「くだもの畑」さんの4名が新たに加わり、計13社16名が参加し、「価値を伝えるビジュアルコミュニケーション」のセミナーと各分科会の報告会を行いました。
 

「グルメ&ダイニングスタイルショー出展」

9月6日~9日、東京ビッグサイトでギフトショーとともに開催されるグルメ&ダイニングショーへの出展が決まり、主催社の㈱ビジネスガイド社との打ち合わせの結果、福島の復興を発表する場を提供していただけることになりました。

福の鳥で進めている「安心安全確認システム」を中心に4日間キッチンステージで福島の食や物産などを紹介することができます。
しかもキッチンステージでのプログラムは、約10万通も発送される招待状でも紹介されるため、多くの人たちに福の鳥の活動を発信することもできます。
今回の震災や原発の問題による風評被害を払拭し、震災以前よりも福島のブランド価値を高めるためにも、全員で話し合って企画を検討することになりました。

 

「キャラクターとブランド~企業や商品を伝えるビジュアルコミュニケーション」

福の鳥の第4次産業を推進するための講座は今回で6回目となりました。
3月の震災で延期された商品や企業の価値を伝えるためのビジュアルコミュニケーションツールとしてのキャラクターとブランドの解説と、開発から育成に関しての講義が横山哲氏よりありました。

      

 

「カリフォルニアからのメッセージ」

カリフォルニアから送られてきた応援メッセージフラッグを新地小学校に届けたところ、後日子どもたちからお礼の返事がきました。 
大切なことは送られている声に気づき、それにどう答えることができるかだと思います。
今後はせっかく間を取り持つことができたこの絆を維持しながら、こういった繋がりを増やしていきたいと思います。 

 

 

「子どもたちに笑顔を」活動報告

「世界一長い希望の絵」ではホームページからも参加できるように進めていることや、避難所の子どもたちにぬり絵を届けてきた報告、今後もこの取り組みをより多くの子どもたちに広める活動を続けることが話されました。

 

「戎市参加報告」

米沢市で行われたドラマチック戎市というイベントに参加した「だいじょうぶ」さんと、「咲き山」さんから報告がありました。
5月22日のイベントでは世界焼き鳥党認定メニューであるジャマイカ風焼き鳥と中華風焼き鳥を、6月12日は牛乳味噌アイスの販売を行いました。
牛乳味噌アイスを食べた方々から、「意外な組み合わせがおいしい」や「食べているとクセになる味」などの好評価をいただきました。

 

 

「おいしい!認定商品」

世界焼き鳥党から「だいじょうぶ」さんの「元祖なんこつ入りつくね」と「やきとり 余市」さんの「つめたい焼き鳥」、全国牛乳味噌普及協議会から「くだもの畑」さんの「牛乳味噌アイス」の試食会が行われ、新メニューとして認定されました。

    

                

◆認定証授与式の様子 左:だいじょうぶさん 中:今回参加できなかった余市さんの代わりに認定証を受け取る福島県食肉卸販売さん 右:くだもの畑さん

 

「物販分科会報告」

福島の良い商品を広く全国に発信していく為に福の鳥では物販分科会を立ち上げ、イベント参加やWebでの物産販売を企画しています。
現在システムの検証中ですが、7月1日からのテストオープンを目指し準備のできた復興企画商品から紹介していきます。

 

「福の鳥プロジェクト会員規約、物販分科会会則の承認」

「和」の文化を重視し、相互の信頼と思いやりで活動している福の鳥では、諸外国のような書面による「契約」は特に必要ありませんでした。
しかし、地域復興のために参加する企業や人が増えてきたため約束事を明文化した会員規約を作ることになりました。
各プロジェクトの分科会ではその業態に合わせた規約を作り活動を広げます。
今回は会員規約と物販分科会の規約が提起され承認されました。

 

「安心安全分科会報告」

「子供たちの笑顔」のために福の鳥ではサーベイメーターを購入し「安心安全確認システム」の構築を目指しています。
その活動の一環として、前回の分科会ではサーベイメーターを使って、放射能の測り方などを実際に体験しながら学びました。
次回の7月21日の分科会では、福島県から福の鳥で購入予定の食品も測れるサーベイメーターをお借りすることができたので、前回同様体験しながら学び、9月6日~9月9日の「グルメ&ダイニングショー」での発表を検討することになりました。

 今回の研究会は内容の密度が高く試食や報告などてんこ盛りでしたが、参加者も楽しく学びあうことができました。
新しい仲間も増え、福の鳥への期待も高まっていることが分かり、参加者一同「子供たちに笑顔を」のためにんばっていきます。

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福の鳥 安心安全確認システム構築に向けて

6月9日(木)第2回 食の安心安全分科会を開催しました。

 福の鳥プロジェクトでは「子供たちに笑顔を」を共通テーマに、安心して子供たちが暮らせるため、安心できる安全な物を提供したいと思っています。
 そのためには、私達自身が放射能の事を学び、正しく理解する事が必要です。そこで今回の分科会では、実際に参加者全員で放射線の測定を行いました。 

 

~放射線測定方法を学ぶ~

 分科会にさきがけ、去る6月1日、福島市産業交流プラザの職員も交え商品の表面放射線量の測定を行い、実際に行う為の測定方法を学びました。
 1日は福島市で民間企業の要請による放射線量測定の初日で、第一印刷の会議室に集まり屋内外の空間放射線量測定と、福の鳥プロジェクトメンバーの商品と材料の表面放射線量の測定を行いました。
 今回使用した空間放射線量を測定するサーベイメータは、福島市が学校などに配布するために発注した150台中、初回納入分50台の1台で「環境放射線モニタPA-1000Radi(堀場製作所製)」といい、性能について証明書が発行されるサーベイメータです。


※手前の白いサーベイメータ 奥はこちらで用意した「TERRA MKS-05(ウクライナECOTEST社製)」

 

 始めに空間放射線量を測定する方法を学びました。サーベイメータには方式の異なるものがいくつかあります。まずはこの「PA-1000」と、こちらで用意した「MKS-05」の2種類を使って測定の会場となる会議室内の空間放射線量を測定しました。
 測定値は、測定高100cm、時定数10秒で5回測定した値の平均値で「PA-1000」では0.32μSv/h、「MKS-05」では0.21μSv/hという結果でした。
 「PA-1000」がシンチレーション式、「MKS-05」はGM管式という計る放射線の測定方式の違いもあり測定数値が異なりましたが、0.11μSv/hの差は想定内の範囲であるとの事でした。

 次に「半導体サーベイメータTSS-101(アロカ製)」を使い製品の放射線量を測定しました。この測定器は食品や液体の測定を行う機器ではなく製品表面の放射線量を測定するサーベイメータです。プローブと呼ばれる検出器を本体から取り外して使います。

 測定方法については、雇用・能力開発機構ふくしま(ポリテクセンター福島)にて、財団法人放射線計測協会が中心となり行っている、放射線量等無料測定サービスと同じで、検出器を対象物から1cmの距離に固定し、決められた時間(この場合は30秒)測定します。この場合プローブを対象物に接触させない様に注意します。

 測定者は対象物が除染が必要な量の放射線量だった場合に備えゴム手袋、マスクを着用し、アルコールでバックグラウンド(対象物を置く場所)を除染します。また検出器も同様にラップで被っておきます。

 その後、基準となるバックグラウンド値を計り記録し、実際の製品を測定して測定値の差を比較して放射線量を算出します。測定単位はcpmで換算表によると
1,000cpm=4Bq/平方センチメートル=0.033μSv/h
となります。

 測定値の差が1,440cpm以内であれば通常の範囲内の数値という事で、今回測定した商品や原材料は最大値でも27.4cpmと低い数値で問題無しという結果となりました。
 今回参加した福の鳥プロジェクトメンバーで組み木商品と原木を測定した「空とぶくじら」さんは、「子供が触れる組み木なので放射線量が心配だ」と話していましたが、問題無しという事がわかってとてもホッとした様子でした。前日から不安で寝られなかったとの事でとても嬉しそうでした。
 工房「空とぶくじら」ホームページ http://www.soratobu-kujira.jp/

 

~自分自身での放射線測定体験~

 6月9日の分科会の会場は第一印刷。13社26名の福の鳥プロジェクトメンバーと福島市産業交流プラザから産学連携コーディネーターの方が参加しました。分科会では6月1日に行った放射線測定の報告や横山氏によるセミナーを開催し、福島県県北地方振興局企画商工部より無料で借りたサーベイメータを使用し参加した人たちが各々持ってきた自社の製品等を、自分達自身で測定する測定体験を行いました。

 今回使用したは「GM管式サーベイメータTGS-146(アロカ製)」という、β(γ)線を測定する機器で対象物表面の放射線量を測るものです。
 福の鳥プロジェクトで購入する「NaIシンチレーションサーベイメータTCS-172B(アロカ製)」とは別のタイプのものですが、測定方法の基本は同じです。
 6月1日に測定した機器(TSS-101)よりも精度が高く、メーカーによる定期点検済(測定値の正確性が検査済み)ですので、測定値は正式な数値として取り扱う事が出来ます。


※福の鳥プロジェクトメンバーも取材に来られた記者さんも、皆真剣に測定を体験していました。

 各自測定し、問題無い数値(バックグラウンドとの差が1,440cpm以内)よりもずっと低い数値(28cpm~122cpm)が測定されると皆笑顔を見せ、測定前の緊張した表情から安堵した表情になっていました。また取材に来られた新聞記者の方も取材用カメラを測定して数値結果に安心していました。
 持ち寄った商品の中にはお菓子、精米、食肉もあり、今回使用した「TGS-146」では食品内部の放射線量を測定する事は出来ませんでしたが、参考値としてのパッケージ表面放射線量も問題無い低い数値(34cpm~47cpm)でした。

 


※測定体験後にホッとした表情の福の鳥プロジェクトメンバー達

 測定後は、参加した福の鳥メンバーで意見交換があり、「震災の影響に対しては、国が支援を決め予算付けをしているが、原発の影響に対しては国なのか東電なのか決まっていない。それを待っていたのでは会社がやっていけなくなる。国や県にどんどんアピールしていかなくては解決しない。待っていただけでは改善されない」などの意見があり、市や県では食品の放射線量の測定は行えず各自民間の分析施設に検査を依頼しているという事や、検査施設が少なく依頼しても検査結果が判るまでの期間が長い事、検査料金の事など話が出ました。そして、今回、放射線量測定を実際に体験した事で、皆、民間での「安心安全確認システム」が運用出来る事を実感しました。

 福の鳥プロジェクトでは、民間による「安心安全確認システム」を構築して、9月6日~9日に東京ビッグサイトで行われる「第10回グルメ&ダイニングスタイルショー秋2011」で発表致します。

 ※前回の記事ではギフトショーを予定していましたが、ギフトショーでは食品が展示できないため主催者側と相談し食品部門のグルメ&ダイニングスタイルショーへ出展する事となりました。今回は震災支援の企画も進んでいるそうですので、世界中のバイヤーに福島の商品の安全性を理解していただけるようにして行きたいと思います。

 次回(7月21日)の「第3回 食の安心安全分科会」では、「安心安全確認システム」を構築する為に導入される測定器と同型の「TCS-172B」を借りて、厚生労働省が平成14年3月に発表した「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に基づいた食品の放射能測定実験を行います。
 測定結果をどのような形式で記録し、行政に担保してもらえるのかが次の課題となります。地域の企業や生産者の方々で、興味のある方、参加を希望される方々がおられましたらこちらから「福の鳥運営事務局」までご連絡ください。
 今回導入する「NaIシンチレーションサーベイメータ(TCS-172B)」は高額な機器ですが、福島の復興のためにいただいた寄付金を購入資金として使わせていただきました。寄付いただいた方々の気持ちを無駄にすることなく、必ず「安心安全確認システム」を実現させて、被災地の風評被害を乗り越えてみせます。皆様の応援、本当にありがとうございます。

 これからも「安心安全確認システム」では、測定機器の購入は必要です。
 現在発注しても、被災地を優先していただいて1.5ヵ月から3ヵ月の納期となっていますが、生産現場での測定は、参加企業が増えるほど台数が必要とされます。引き続き寄付などの応援をいただけましたら幸いです。
 寄付のお問い合せもこちらからご連絡くださいますようお願いいたします。

※寄付金の領収書が必要な場合は、匿名ですとお送り出来ません、その旨ご連絡いただき連絡先を忘れずにご記入ください。

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