第15回 福の鳥プロジェクト研究会 開催

4月26日(木)第15回福の鳥プロジェクト研究会を開催しました。

第15回福の鳥プロジェクト研究会

今回福の鳥メンバーからの紹介等で新たな企業3社を含む、18社が参加しました。今回は4月から始まった食品の放射能新基準後の安心安全での取り組みや、5月5日、子どもの日に行われるにこにこ祭りの実行計画、その他各分科会の進捗状況を報告しました。また、前回の研究会で認定となった商品の認定式を行いました。

 

各分科会からの報告

<安心安全分科会>

安心安全確認システム

まずは、この4月から新基準が設けられた食品の放射能基準値を踏まえ、安心安全分科会からトレーサビリティシステムの更新状況の説明がありました。測定結果だけではなく、商品の魅力も一緒に伝えるサイトにしていきたいということが話されました。
また、にこにこ祭りでは、多くの人に地元で行われている安心安全への取り組みを知ってほしいと、実践しながら独自の測定マニュアルを作り上げた、いちいの食品測定への取り組みや、コープふくしまの陰膳方式などをパネルで展示する他、福島市が各公民館で行っている家庭用食品を対象とする放射能測定の案内をすることが報告されました。

 

陰膳方式いちいの食品測定への取り組み

 

ららカフェいちい取り組みやコープふくしまの陰膳方式の詳細はサードエイジのための生き方情報誌「らら・カフェ」でもご紹介しています。購入ページはこちらから。

 

<物販分科会>

観光プラザ新聞

 

物販分科会からは、西立商店街「福島応援館」の状況の他、新たに福島を応援したいという声があったことが伝えられました。一つは埼玉県入間市からの応援の声です。福島県三春町出身の方で、今年5月末頃にうどん屋をオープンされる予定で、お店の一角に福島応援コーナーを作りたいというお話がありました。また、神奈川県では、「ルワンダの教育を考える会」で知り合った鎌倉市の方により、支援で、藤沢市の「岩手・宮城・福島観光物産プラザ」で福島の新しい味・牛乳味噌鍋の素が販売されることになったと報告しました。

〈焼き鳥分科会〉

やきとりじいさん体操焼き鳥分科会

 

焼き鳥分科会

焼き鳥分科会からは、「世界焼き鳥党」ホームページの状況と、焼き鳥情報、「世界に広げよう!やきとりじいさん体操」世界語バージョンの協力への呼びかけと、 福の鳥全体で地域興しである福島の焼き鳥を応援していこうという話がありました。また、焼き鳥店主たちのにこにこ祭りへの意気込みと、焼き鳥の枠を超えて皆で福島を盛り上げていきたいという声があがりました。

 

〈牛乳味噌分科会〉

牛乳味噌分科会

牛乳味噌鍋の素チラシ
※クリックすると大きくなります。

牛乳味噌分科会からは、内池醸造より牛乳味噌鍋の素のチラシが紹介されました。 冬のイメージを払拭し、一年を通して利用してもらえるように世界牛乳味噌家族ホームページで展開しているさまざまなレシピ集と牛乳味噌家族の仲間たちも一緒に掲載した楽しくてかわいい、情報盛りだくさんのチラシになっています。

レシピ集
 

キャラクター・ブランド分科会

<キャラクター・ブランド分科会>

キャラクター・ブランド分科会からは、開発を進めていた新商品が前回の研究会で認定され、いよいよ販売へ向けた具体的なスケジュールの発表がありました。日本にとどまらない、世界に目を向けた新商品は8月発表予定です。

 

〈福の鳥認定式〉

仲間の知恵や価値が組み合わさることで新しい価値が生まれる福の鳥プロジェクトでは、みんなで認定という進め方で価値を共有し、様々な価値が生まれています。この日は、前回の研究会で認定された3つの商品の認定式が行われました。

川俣シャモバーガー

前田美豚バーガー

 

認定式の様子

まずは、福島県食肉卸株式会社川俣町農業振興公社アンジュール猪苗代の3社共同開発商品である「福の鳥バーガー」です。2月のグルメ&ダイニングスタイルショーでも好評だった商品は、前田美豚と福島牛のパテを使ったバーガーと、川俣シャモのパテを使った2種類です。この2つが「福の鳥バーガー」として認定されました。

 

アンジュール猪苗代

アンジュール猪苗代からは、「震災をきっかけに福島の風評被害をなくしたいという思いから福の鳥に参加しました。地元の食材を使った福の鳥バーガーはグルメ&ダイニングスタイルショーでも好評でした。今後は県内外のイベントなど積極的に参加し、福島の食材を広めたい」という志が語られました。

 

cafe mimo 「牛乳味噌ブール・ド・ネージュ」café mimo

 

café mimoの「牛乳味噌ブール・ド・ネージュ」は隠し味に味噌を使った、甘さ控えめで一口サイズの食べやすいお菓子です。福の鳥メンバーの内池醸造の味噌を使っています。café mimoから「いろんな味噌を使っていたのですが、内池醸造さんの生のお味噌がちょうど良くて使っています。これからも美味しい物を作っていきたいです。」という思いが語られました。

また、キャラクター・ブランド分科会で開発されたニュー木村屋の新商品も前回認定され、今回認定式が行われました。こちらは8月に発表のため、詳細はもう少しお待ちください!

試食の様子

その他、試作中の商品として、串焼き こきちより「焼き鳥ラーメン」、菓子工房風薫とのみくい だいじょうぶより「焼き鳥バーガー」も出され、試食を行いました。残念ながらもう少し形を変えてチャレンジしてほしいと認定は持ち越しになりましたが、焼き鳥ラーメンはにこにこ祭りでも子どもたちにプレゼントすることが決まりました。

 

「価値の伝達~メディアとしての商品~」

横山氏

今回の横山氏から、商品を作るときに、その価値を商品の中でどう伝えるかということの重要性について講演していただきました。1つの商品の中にあるメッセージが積み重なっていくことで結果としてキャラクターが出来上がっていくこと、1つ1つの商品だけでなく、全体でデザインしていくことで1つのブランドが確立していくことについて詳しく説明していただきました。

 

福の鳥プロジェクトでは様々な業種の企業が参加し、様々な企業がそれぞれの価値と知恵を出すことで、一社ではできなかったことや考えつかなかった新しい価値がどんどん生まれています。今度はこれをどう伝えていくかが大きな課題になってきました。みんなで作ったみんなの価値をどうお客様に伝えていくか、これからも様々な知恵を出し合い、みんなで学んでいくことで一歩一歩前に進んでいきたいと考えています。

次回の研究会は5月24日(木)です。 「子どもたちに笑顔を」をテーマに、福の鳥全体で取り組んでいる第2回にこにこ祭りの報告や、各分科会の進捗と取り組みについて話合います。 横山哲氏からは「価値の伝達~メディアとしての商品~ part2」と題して講演していただきます。

参加ご希望の方は福の鳥プロジェクト事務局(担当:谷口 024-536-3232)までお問い合わせください

カテゴリー: 福の鳥研究会   パーマリンク

コメントは受け付けていません。